企画

ウドング かねつきの要領

この日 集められたうどん粉は25kg。外はうどんの練るにはとても気持ちのよい陽気でした。枯渇するであろうと言われている石油に代わる資源にするべく、まずはうどん粉を練ります。
・うどん粉からのタネづくり
 ボールに粉をあけ、塩と水を入れ混ぜ、とことん練っていきます。うどん作りに妥協は許されません。大きなテーブルを5〜6人で囲み、各自のボールでうどんを練り、耳たぶくらいの柔らかさまで寝ずにねります。ここでのポイントは粉がうまくまとまらなかったら、水を加えるのですが、加えすぎると粘度が増し、手がうどんにまとわりついてしまいます。参加者の一人にうどんに手を捕らわれ一人じゃどうしようもなくなった人がいます。うどんは時に罠にもなりえます。気をつけ!ろ!。ある程度まとまったら、乾かないようビニールに入れる。を繰り返し、25kgのうどん粉をタネにしていきます。「写真」
・そして、うどんは外へ
 練りあがったうどんの入ったビニールを外へ持ち出し、足で踏む作業の段階にかかります。この時、赤ちゃん大のうどんのタネが部屋にあり、誰かがよだれかけ、耳当て、ニット帽をかぶせて抱いてみるとまるで赤ちゃんです。首が据わってないから。
一同はうどんのタネをハンドボール大に丸め、近くの公園でドッチボールを始めました。
・ウドングスポーツ
 ドッチボールのコートを飛び交ううどん。投げるときはずっしりと、キャッチするときはどすんと重みのあるボール。ひとたび当たると全身が凶器と化します。ドッチボールで懐かしい記憶を呼び起こしたところで、さっきとは一回り小さいボールで野球です。ピッチャーから投げられるボールは用意したカラーバットでは心もとない。何人かの選手が三振で終わるなか、初めてのヒットが飛び出し、ウドング球界を盛り上げます。記録はピッチャーゴロですが、走者の見事なヘッドスライディングもあり、勝負が決まり接戦をものにしました。
・ムチウドンS、ケツウドンM
 コシの強いうどんを打つため、さらに圧を加えます。お次は、一人が公園のアスレチックの棒に手をつき、お尻を突き出し袋のうどんを振り回し、その勢いでお尻を叩きます。叩く前にそれぞれが汚い言葉を吐き、叩きました。叩かれる彼は、少々M気質なため「本気でこい」と言い放つ。「くらいなさい」「このエロ」「相変わらず汚いケツね」「知らない間にこんなに大きくなりやがって」「雄奴隷」などで弄ります。どんなのがいい?と叩かれる彼に聞くと「高圧的はやつ、プライドを引きちぎるような感じ」とMを存分に出していきます。何を言うか迷っている人に、彼は「適当に罵倒して」と提案。やはりSM、慣れてます。
・服の下にもウドン
 まだまだ圧を加えるために、別な一人に袋のうどんをくくりつけ、上からコートを着せコートの上から揉みます。「いい体してるなぁ」と一時的にマッチョになった彼を揉みます。でもよく見てみると、顔は笑顔なのだが、マッチョの人の筋肉が溶け出して様な体をしています。振り返ると怖いです。
・ウドングスポーツ スローイングウィール開催!!
 さらに圧を加えるため、考案されたスポーツ「スローイングウィール(小麦投げ)」の大会が開催されました。ルールはうどん袋を持って15mほど助走をつけ、アスレチックを駆け上がり、最上段から袋を放り投げ、着地した距離を競うというものです。一時は、投げた袋が公園の柵を飛び越し、民家に入ってしまうと心配されました。しかし5kgはあろうかという袋は中々距離は出ません。勢いをつけすぎて後ろに投げてしまうというハプニングもある接戦の末、優勝したのはなんと!コートの上から揉まれていた彼。表彰台で首に掛けられたのはうどんのレイ。記念撮影ではキッスをしていました。
・腰うどん、棒たたきうどん、かねつきうどん、出荷。
 さらに、さらにうどんに圧を加えるため、一人用のシーソーの様な乗り物に乗り、前に立つうどんの袋を持った人にもたれかかる。腰うどん。木の幹に袋を置いてバット、模造刀、模造刀の鞘で叩く。棒たたきうどん。木に置かれたうどんにかねつきの要領で人の頭を押し付ける。かねつきうどん。滑り台から頭から滑ってくる人を何人かで運び、ベンチに置かれたうどんの上に、
背中で圧を加える。出荷。どんどんうどんを完成に近づけます。
・首吊り
 棒状に伸ばしたうどんを一本に繋いでいきます。なるべく太い枝に括りつけます。この段階から決意を決めます。うどんは太いので一見マフラーにもみえます。
・車
 最後は袋ごと、ダイナミックに車で何度も轢きましょう。うどんの上を通り抜け、後輪も通過したら、今度はバックで轢きましょう。。「写真」

・食べる
 食べるときは、うどんのタネを袋から取り出し、大きく広げ何度か折り包丁で細く切っていきます。あまり太いとゆでるとむらがでるので均一にします。めんつゆ、薬味などを加えいただきます。ごちそうさま。
・そして
 食べ終わったら、みんなでダーツで一騒ぎしました。みなさん、お疲れさまでした。